哲学こぼれ話

哲学について、思うことをつらつらと…

2024-01-01から1年間の記事一覧

「安藤先生の『唱和の遊び』と『近藤洋逸数学史著作集』」哲学こぼれ話 36

大学紛争が落ち着いた後も安藤先生の詩作や詩歌翻訳は続いていたわけです。紛争で学問は中断、余技の文芸の研究なども、このブログでこれまで紹介し、いったん手を付ければ究めずにはすまされない先生だったのだと思います。今ようやく見えてきたことです。…

「安藤先生と学生紛争直後の大学」哲学こぼれ話㉟

小説のように書くとは、私の場合はただ事実と異なていますという意味です。即 時と所もあいまいで公人以外は名前も違っているかもしれません。 私には、先生は雲上の月のような存在でした。真理を求める先生の存在論の授業は熱がありました。『ハイデッガー…

「イスラエル報道の背景」哲学こぼれ話㉞

講義ノートの結論を出すには、哲学史的視点が不可欠です。これは若い研究者に委ねて、私は哲学以外の方々との出会いのエピソードも小説風に溯りたいと思います。 記憶に自信がなくなり確認も十分にはできないと思うからです。 哲学の目指すものは真理(普遍…

Anyhow Pilate said,"What is truth?" 哲学こぼれ話㉝

Is this view of truth the dogma of a conservative officer who blindly adheres to authority? Be that as it may ,Pilate could, if he had wished, have solicited the support of Socrates,who might have argued that it was no less honourable to d…

創造主(The Creator)と安藤先生の「存在論」哲学こぼれ話㉜

安藤先生の前掲書を調べていくうちにそのエピローグで私の疑問は氷解しました。 安藤先生は最後まで哲学という「学問」の立場を貫かれ、ご自分の「信」の立場を哲学には持ち込まれなかったというです。これは後述するジルソン研究の後も変わらないものでした…

REFLECTIONS on GOD,SEL& HUMANITY by TAKATURA  ANDO から ㉛

Ernest ・・・・If thought were peculiar to age,it would be a folly of an old man to stick to the thought of youth. But I don't think it is exactly the case ; there may well be an old atheist as well as a young theist. But why do you decide…

「安藤先生のソクラテス・ブッダ・イエス評」哲学こぼれ話㉚

哲学は批判学であることを体現して見せた先生は、晩年アリストテレスとはある面において違う立場をとると言われていた。 もう少し、入院中に書かれた対話編から世界の聖人評を覗いてみます。 ソクラテスに対しても、 ‟The only wisdom we can afford is know…